雑感(7月19日連休中日 奇跡のレッスンの事) [趣味かも]

連休中日、今朝の日差しは強く、やたらと暑かった(>_<) ジョウロで鉢に水あげてたら、ちびっこいトカゲの子供が2匹、大慌てで鉢の裏側に逃げ込んでた。玉虫色っぽい尻尾で、おそらく兄弟なのだろう。あの子らが何匹かたまって産まれるのか知らないがちょっとドキドキする( ^ω^ )

関東甲信地方の「梅雨明けがした模様」だそうだ!出来れば宣言して欲しいのだが気象庁にも理由があるんじゃろう(^O^) ついにくそ暑い夏がやって来る(>_<) いや待てよ?先日の暑さよりも熱い夏が来るって事か?体温を上回る気温が夜な夜な続くのだけは勘弁して欲しい。こんな時はお山に逃げ込みたいが、あちこちのお山も噴火警戒レベルが上がってるので草津の山越えは17時以降は通行止めだったりしてる。自宅が一番なのかもね(^O^)

NHKで「奇跡のレッスン」と言う番組があってサブタイトルは「背中を押してあげれば飛躍できる子供たちがいる」だ。

前回の放送はテニス編!スペインテニス協会の最強コーチ、ダビッド・サンズ・リバスさんが横浜のテニススクール選抜チームの12人に、1週間コーチをするビデオだった。1日4時間、週3日の練習を続けているテニススクールの選抜チーム。子供達の年齢は8歳から12歳までの男女でレベルもまちまちだ。取材班が番組冒頭、子供達にインタビューする。「貴女の夢は何ですか?」「(テニスで)世界一になりたいです」子供達の夢は大きい(^^) 身長190cmのダビッドさん。小学生から見れば間違いなく巨大な男。スペインのテニス協会で育成の総責任者であるダビッドさんから子供達に掛けられた最初の言葉は「一緒に前へ進もう」。

現在子供達を指導している矢島コーチの悩みは「子供たちにもっと自主的に責任を持って練習して欲しい」と言う事だ。ダビッドさんの口から出たのは「子供はもともと自主性や責任感に欠けているものです。でも何かを成し遂げようとするのなら「鉄の魂」を持つべきです。それを植え付けるのが私たちコーチの仕事です、一緒にやりましょう。」うん、筋が通ってる人だ( ^ω^ )

練習は基本の基、変わったところは素人のオイラから見てもなさそうだ。伝えるポイントもシンプルで「ボールをコントロールする事が大事!しっかり前に踏み込んで打つ。適当に打ってはダメ」子供たちが驚いた表情を見せたのが「ボール拾いの時は走らない」。彼らは常にダッシュでボールを拾う事を要求されてきたからだ。「テニスは2時間を超える競技、リラックスする時間を作るのも忘れない事」だと教えている。また大きく異なるのは、練習終わりに必ず遊びを取り入れるダビッドさん。最後に遊んで終わることで「楽しかった、明日も頑張ろう」と思えるからだそうだ。「私の指導方針は子供は楽しむ事が必要」それを聞き戸惑う親御さん達。彼らが聞きたいのは子供達がどうしたら成長出来るか?強くなるには、うまくなるには、メンタルの成長はどうしたらいい?ダビッドさんは「やがて成長出来る」と説く。「今は楽しむ事が重要だ」と告げる。親は家庭で甘えている我が子を見ているせいか納得出来ていない様子。

恥ずかしがり屋で自分の意見を表に出しにくい女の子に声をかける「好きなプレーヤーは?」はにかみながら答えたのは「シャラポワ」。「だったらシャラポワになってみよう!」とダビッドさん。その眼差しは優しい(^^)

モチベーションの語源 目的と行動(MOTIV、-ATION) 。モチベーションを高めるには目的が必要 。目的がはっきりしていれば簡単だ。試合でコートに立った時、そこにコーチはいない。たった一人で決断しなければならないのだ。今、何を目的にプレーしているのか?自分の心を自分でコントロールする鉄の魂が求められるのだ。

レッスンも5日目、実に楽しそうな子供達。「楽しさは忍耐力を産む」「楽しい練習ならきつくても耐えられる」と矢島コーチに伝える。無理な体勢でボールを打つことでフォームの崩れを心配するコーチに「目的に合わせた練習が必要だし、どんな状況にも対応できる選手を育てたいのだ」と。矢島コーチも子供たちの変化を感じながらも自分流に消化しきれてないのを歯痒く思っているのだろう。「もうちょっと僕の中では時間がかかるかもしれない 僕のレッスンは全然楽しくないから。楽しさという意味では僕の中では欠けてる。 楽しく上達!出来たら理想だよね(^^)」

6日目。試合で遅れて来た子供に「今日試合だったらしいね?どうだった?」と尋ねる。子供は「ベスト8で負けた」と答える。「ノーノーノー!結果を聞いたんじゃないよ。どんな試合だったのかな?楽しかった?結果は重要ではない。練習でやった事を発揮できたかどうか 、そして試合を楽しめたかどうかが一番大事なんだよ」おそらく勝ち負けだけを答え続けてきた子供の顔から戸惑いの表情が見える。コーチも親も結果しか問わないからなのだろう。
夜、親たちへの講義。「テニスでは親たちの距離が近すぎることは良くない。子供との距離感を守るために重要なのは結果ではなく、プロセスを気にかけてあげること。それが基本中の基本です。子供時代の試合結果やランキングには何の意味も価値もありません。ご両親がそれに拘り過ぎるとテニスの上達を押さえ込んでしまう事は間違いない。試合で勝っても負けてもお子さんへの愛情は変わらないのだと安心させて欲しいのです。どうか忘れないで欲しい、試合後は「楽しかったか?練習でやった事は出せたか?そして最後に結果を聞いてあげてください。いつかトッププレーヤーにたどり着けたら最高ですが、もしたどり着けなかったとしてもテニスをやってきたおかげで今の自分があるんだと思えるように導いて欲しいのです。」

一緒に聞いていた矢島コーチは「もっと考えないと 僕自身がね 子供達に掛ける言葉だったり自分の行動だったりひとつひとつ彼らに対してもっと深く考えて発言していかないといけないなと改めて気付かされた」と話してた。

7日目、最終日は子供達同士の試合がメイン。子供達にダビッドさんはメッセージを伝える。
「勝ち負けは重視しない。ただ見たいことがある。ひとつは態度や姿勢だ。二つ目はボールコントロールと集中力!戦い方をしっかり考えて、試合に臨んで欲しい。コートの上で全力を出して試合を終えよう!」

戦うための「鉄の魂」をどう育てるか? 実戦形式のゲームが始まる。
「試合でやろうとしていることは何かな?」問いかけるダビッドさん。「ポイントを取るために君は何を考えている?」
引いて守り勝った子供に声を掛けるダビッドさん。「もう一度彼と試合をするとしたらどうしたい?慎重に勝ちに行ったのは良いが、もっとリスクを冒してみたらどうだろう。」
10歳と8歳の兄弟対決。2ー2で迎えた弟のサービスゲーム、サービスを邪魔されポイントを取られた弟が怒って泣き出してしまう。D「なぜ怒ってる?」弟「サーブのとき足を動かしてわざと動いて邪魔をした」D「正直言うとあれは良いことじゃない。美しくはない。でもねそれを相手にしちゃダメだ。テニスにはテニスで勝たないと。嫌なことをさせて勝つものじゃない。だから気にするな、相手にしちゃダメだ。泣かないでゲームを楽しもう。笑って楽しもう!その子が楽しければ楽しいほど相手はムカつくよ!だから笑え、笑おう」作ったのかもしれないけど笑顔を見せゲームに戻った弟。

結果2ゲーム目も兄の勝ち。兄に声を掛けるダビッドさん。「とても良いゲームをしていたね。君のプレースタイル、僕は好きだよ。でもね相手のサーブのとき足を動かすのは正直好きになれないな。嫌がらせをされるのは誰だって嫌だよね、そんな事をしなくても十分勝てるだけの能力を持っているのだからやらないほうが良い。いいね。素晴らしいプレーをしているんだから自分のテニスをして勝とう。わかったかい?」
子供を一人のテニスプレーヤーとして扱い個性を大事にしながら才能を伸ばす。それがダビッドさんのやり方だ。

集中力の続かない大喜君と先の試合で弟を怒らせてしまった琢真君。開始早々小さなミスから感情のコントロールに苦しむ大喜君。ダビッドさんはある注文をする。「ミスをしたって問題ない。終わったことは過去の事だ。それよりもこれからのポイントに集中しよう。一度なら腹を立ててもいい。でも次のポイントを取る為にそこから学んで役立てなければならない。大喜に二つリクエストしたい。一つ目はボールを投げやりになって打つんじゃなくていつも練習でやってるようにやってごらん。テニス選手としてやっていたいならしっかりと考えて打たなければダメだ。二つ目は決してラケットを投げつけない事。コートで起きている事はラケットのせいじゃない。自分の責任だよ!」
全ては自分の決断次第、自分に負けないで欲しい。試合開始から40分。タイブレークに持ち込む大熱戦、一進一退の攻防を繰り広げる二人。

楽しさとは自分で決断できる喜び
それさえあれば長く険しい道も歩んでいける

ダビッドさんが帰国して一週間後、コーチが来る前に子供達だけで練習を始めている姿がそこにあった。
「背中を押してあげれば飛躍できる子供たちがいる」


ビデオを見て気づかされる事は多い(^^) 昨晩は第3弾でチアリーダー編が放送されてた。毎度思う事だが家族はもちろんだけど、人(指導者、先生、友人)との出会いは極めて重要だし、その後の人生左右するよね( ^ω^ )





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