雑感(7月5日) [なんか良いことないかな~]

7月最初の日曜日。薄曇りで冴えない天気は相変わらずだ。今朝はイングランドとドイツの3位決定戦。ドイツの方が押し気味だったように見えたけど、最後のところで牛馬並みの体力というか一歩足が出るディフェンス陣の強さでイングランドも踏ん張ってた。バセット選手!流石は鉄の女の国だし女王陛下のお国柄、心配しとったオイラが恥ずかしくなるファイトぶりでイエロー一枚もらってたけど素晴らしいDFですわ( ^ω^ ) ゲームはこれまたドイツにはちょっと気の毒なPKになったけど、最後はモチベーションの強さでイングランドに勝ちが転んだのかもしれんね。技術だけでは勝てん世界もあるっちゅうことか。明日の朝、アメリカの総合力が上回っとるのは百も承知じゃけど、点を取られん限りは負けはないんじゃから粘りに粘ってワンチャンスを活かす事ですわな。大儀見 優希!澤に続く歴代2位の代表ゴール数54。彼女自身もモヤモヤしたものを感じながらドイツに渡り得点能力に磨きをかけてきたはず。なでしこで絶対的なエースFWとしてマークはきついが、明日は梅雨空の日本に胸のすくゴール映像を見せつけてちょ(^O^)

今日、何年ぶりだろう?山田太一さんの「男たちの旅路」を見た!1976年のシリーズ第1作「非常階段」というドラマだ。特攻帰りに警備員、吉岡司令補を鶴田浩二、まさしく水谷豊そのものの新米警備員杉本に、これまた森田健作そのものの新米警備員柴田。彼らが警備するビルで自殺を図る桃井かおり演ずる島津(この回の後に警備会社に勤める事になるのだが)が清掃用ゴンドラで死のうとしている場面で彼らの心情が吐露されていく。「君はそこで何をしているのか?死んではならぬ、いや自殺などさせぬ。それが私の仕事だ!ふざけた事を言うな。甘ったれた事を言うな!」と叱り飛ばすのだが、そんな事ってある?危機一髪飛び降り損なった桃井を懸命に引き上げる鶴田浩二が、引き上げた後に桃井をビンタで何度も張り飛ばすのだが、今の時代ではあり得ん演出だけどオイラの世代には違和感はない。特にあのドラマは吉岡司令補のセリフが強烈で今回見直してみて思い出した。

「俺は若い奴が嫌いだ!自分でもどうしようもない。嫌いなんだ。戦争中の若者はもっとギリギリに生きていた。死ぬことにも、生きることにも、もっと真剣だった。」俺は・・・若い奴が嫌いだ。自分でもどうしようもない。嫌いなんだ。明日死ぬと決まった特攻隊の連中を俺は忘れることができない。殺されるんじゃない。自分で死ぬんだ。自分で操縦桿を握って、自分で死んでいかなければならない連中と前の晩を過ごした事があるか?確実に死ぬとわかっている人間は、星を見たいと言う。それだけの言葉に、百万の願いを込めたのだ。いいも悪いも、あの時代が俺を作った。あれから後は「そんなもんじゃない、そんなもんじゃない」と何を見ても思ってしまう。とりわけ、若い奴がチャラチャラ、生き死にを弄ぶような事を言うと我慢がならん。聞いた風な事を言うと我慢がならん。…俺は若い奴が嫌いなんだ。」

このドラマで鶴田さん演じる吉岡司令補が幾つの設定なのかわからんけど、今オイラはすでに吉岡司令補の年齢を上回っとるのかと思うとびっくりですわ( ^ω^ )
チャラチャラしてた若い奴も、すっかり小太りのおっさんになってもうたわけですけどね。もういっぺん全話通して再放送希望ですわ(^_−)−☆

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