残念だ(-_-;) [落語の話]
昨日ゴルフの帰りの車中で「立川談志師匠(75)が二日前に亡くなり既に密葬を済ませた」とニュースが流されていた。「ぅん?」「何?」「・・・・・・(-_-;)」つい先日も家元の「鼠穴」を聞いて「何度聞いても飽きねぇ~(^。^)」と納得してたのに・・・
ここ数年いつかはくると思ってたけど(>_<) 一度くらいは生で高座が観たかった(=_=)
”ここで<芸>はうまい/まずい、面白い/面白くない、などではなくて、その演者の人間性、パーソナリティ、存在をいかに出すかだ。演者のパーソナリティに作品は勝てない。演者の人間性を、丸ごとさらけ出すことこそが現代の芸かもしれない。”とは家元の言葉。確かに強烈なキャラクターだものね!言い放題のし放題だったもの(^。^)
師匠らしいなと思ったのが、その本のあとがきに書いてあった。なんとなくわかるような・・・
『或る日のことだ。「鉄拐」を演っていたら鉄拐の奴、演者(おれ)に勝手に動き出したのだ。これには驚いた。暮れの「芝浜」もまたしかり、ちょいと女房に”魚屋の女になってごらん・・・・・・”、これだけいっただけなのに、魚屋の女房、どうにもならなくなったらしい。あげくは、「芝浜」という落語と現実の間(はざま)でどうにもならなくなり、泣き、笑い、わめき、下手ぁすると刺身包丁を振り回したかも知れぬ。こうなりゃ仕方ない。もう演ってられない。鉄拐に、芝浜の女房にまかせた。気狂いの世界である。放って置くより仕方なし。で、放っといた。どうにもならない「鉄拐」、「芝浜」で終わった。立川談志茫然自失、高座から動けない。観客も席を立てない。不動金縛りに演者も観客もなった。ミューズの神のイタズラか、落語人生の終わりを立川談志に教えたのか、その晩のことを語る仲間も友人もいなかった。無言で夜の銀座を歩いた。
立川談志、天才に非ズ、突然変異の化け物なのだろう。いや気狂いである。本人がいうのだから当っていよう、ウーン、なァ・・・・・・。平成20年4月 立川談志』
「人生、成り行き 談志一代記」(2008年5月発行)のあとがきより
ここ数年いつかはくると思ってたけど(>_<) 一度くらいは生で高座が観たかった(=_=)
”ここで<芸>はうまい/まずい、面白い/面白くない、などではなくて、その演者の人間性、パーソナリティ、存在をいかに出すかだ。演者のパーソナリティに作品は勝てない。演者の人間性を、丸ごとさらけ出すことこそが現代の芸かもしれない。”とは家元の言葉。確かに強烈なキャラクターだものね!言い放題のし放題だったもの(^。^)
師匠らしいなと思ったのが、その本のあとがきに書いてあった。なんとなくわかるような・・・
『或る日のことだ。「鉄拐」を演っていたら鉄拐の奴、演者(おれ)に勝手に動き出したのだ。これには驚いた。暮れの「芝浜」もまたしかり、ちょいと女房に”魚屋の女になってごらん・・・・・・”、これだけいっただけなのに、魚屋の女房、どうにもならなくなったらしい。あげくは、「芝浜」という落語と現実の間(はざま)でどうにもならなくなり、泣き、笑い、わめき、下手ぁすると刺身包丁を振り回したかも知れぬ。こうなりゃ仕方ない。もう演ってられない。鉄拐に、芝浜の女房にまかせた。気狂いの世界である。放って置くより仕方なし。で、放っといた。どうにもならない「鉄拐」、「芝浜」で終わった。立川談志茫然自失、高座から動けない。観客も席を立てない。不動金縛りに演者も観客もなった。ミューズの神のイタズラか、落語人生の終わりを立川談志に教えたのか、その晩のことを語る仲間も友人もいなかった。無言で夜の銀座を歩いた。
立川談志、天才に非ズ、突然変異の化け物なのだろう。いや気狂いである。本人がいうのだから当っていよう、ウーン、なァ・・・・・・。平成20年4月 立川談志』
「人生、成り行き 談志一代記」(2008年5月発行)のあとがきより
2011-11-24 13:03
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落語に詳しくなくても、印象や記憶に残る方でした。
テレビでも人柄や今までの出来事などがたくさん取り上げられていて
もう少し元気に活躍していてほしかったなあと思いました。
by さーかな (2011-11-26 22:47)
ブラザーボブかきもとさん、kakasisannpoさん、みぃにゃんさん、mamaluさん、りぼんさん、あんれにさん、(。・_・。)2kさん、sugoimonoさん、siroyagi2
さん、miopapaさん、マイルさん、ぼんぼちぼちぼちさん、マチャさん、ryo1216さん、ポルンさん>niceどうもです!(^_^.)
by アビッチ3号 (2011-11-28 16:44)
さーかなさん>nice&コメントどうもです!(^_^.)
徒歩通勤の最中に家元の落語聞きながら通勤してます(^^♪ 聞いてるだけで情景が浮かんでくる数少ないホンモノの噺家さん!とっても残念です(=_=) 立川流どうなっていくんだろう?少し心配です。
これは希望なんですけど、小三冶師匠には家元の分も長生きして欲しいです。
by アビッチ3号 (2011-11-28 16:56)
外面は、天才ゆえの行き当たりばったり、成り行き任せんところのあったお人ですたいね。
努力の後ば、見せなはらんお人んごたったばって、体ば損なうほどの、努力もしなはったとでっしょね。
合掌。
by COPP(コップ) (2011-12-03 13:37)
yukiyukiさん>niceどうもです!(^。^)
by アビッチ3号 (2011-12-06 01:03)
COPPさん>niceどうもです!(^。^)
中学生くらいから小さんの弟子になって順風満帆?脱退騒動とかあって飛び出しなはったばってん、小さん師匠とは良か関係のあったっでしょうね。口は汚かごて見えますばってんフォローばきちんとして人としてのデリカシーは持っとらしたっちゃなかろかて思いよります(^_-)-☆
by アビッチ3号 (2011-12-06 01:09)
desidesiさん>niceどうもです!(^.^)
by アビッチ3号 (2014-12-27 08:20)