雑感(2015/6/16) [なんか良いことないかな~]

昨日、小型乗用車が横転するほどの突風が吹いた場所を30分前に通過し、何にも気付かずにいたオイラだけど、ちょっと時間がずれてたらおっかないよね。まさか、あの暑さでヒョウが降ったなんてビックリで。しかし、気象は異常ですよ。地球温暖化対策ちゅうのは進んどるのでしょうか(。-_-。)

ここ数日、やたらと蒸し暑い夜が増えてきた。夜の室温が30℃を超えている(。-_-。) 少し早いかとも思ったがエアコンで冷房をかけてみた。27.5℃の設定だ。TV見ながら温度が徐々に下がるのを確認。TVは先日録画しておいた「10億人が愛した高倉健」。10年に及ぶ文化大革命を終えたばかりの中国で1978年に公開された日本映画。その当時10億人の中国人が、この映画に殺到し大ヒットを記録したそうだ。余談だが今月14日から上海映画祭で健さんを偲ぶ特別上映会が開かれ大勢のファンが詰めかけていると聞くと嬉しくなる。

文化大革命の下放政策で下働きをさせられ、生きる意味をなくしていた中国青年、凄い映画があると聞き、いてもたってもいられず金もないのに駅に向かい駅員の目を盗みキセル乗車、5時間かけてたどり着いた映画館で観た日本人に勇気を貰い、高揚した気持ちで家まで歩いて帰ったのだそうだ。その方のベッドの下には映画音楽のソノシートがプレーヤーと一緒にしまってあった。薄っぺらいオレンジ色のシートを載せ流れ出すテーマ音楽。目に涙が浮かんでいるようだ。驚くのは取材を受けていた中国の中高年層の方々が皆テーマソングを憶えており、ソラでメロディを口ずさんでいた事だ。それだけではなく、日本人の中でも特に健さんだけは好きなのだと言うことが伝わってくる。日本人の真面目さ、勇気、責任感を健さんの姿で知ったと言うのだ。たとえ映画で役を演じているだけなのだが、その人の持つ本質を感じ取るのだろう。今、香港のジョン・ウー監督が中国でリメイクを準備しているそうだ。タイトルは「追補」、文化大革命開けの中国で公開された「君よ憤怒の…」の中国公開時のタイトルだ。彼らは40年前のこの映画をアジアの映画と位置づけ準備に入っている。まだ主演俳優が決めきれないでいるらしい。「今回の主人公にも、健さんが持っていた気質を受け継いで欲しいのです。あのひたむきな目やまっすぐな信念をね。今、主人公の候補は何人かいますが、決めるのに大変苦労しています。時間がかかりそうですね。」チャン・イーモウ監督同様、ジョン・ウー監督も映画を観て健さんに憧れた方、おいそれと、あの佇まいを持つ男優を探すのはしんどいだろう。出来れば日本人でと思うが、背中で表現できる役者さんとなると…

番組中に中国の方に「正義のある日本、愛を持つ日本、利益や権利よりも、真理を尊ぶ日本。今の私たちにとって日本には見習うべきところがまだたくさんあります」なんて事を言われると面映ゆい気がしてしまう。

今年後半から映画制作に取り掛かりそうな噂だが、それにしても誰がリメイク版の健さんを演じるのか?気になる(^_−)−☆

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。