雑感(2015/05/11) [なんか良いことないかな~]

朝、起きて鉢植えの花に水をまく。小さい6mmほどの薄青い、五弁の花が咲き出している(^^) ワスレナグサという花なのだが花言葉は「私を忘れないでください」と言うそうだ。ひっそりと咲いてて二度見してしまうほど小さい。「忘れないよ!」と声をかけておいた(^_^) 足元の山アジサイも徐々に大きくなり始めているのだが、色が薄いのが気にかかる。どの段階で色が付いてくるんだか?

一通り水撒きを終えて、朝刊に目を通す。昨日の目玉はやはり、逸ノ城が白鵬に勝った一番だろうとめくろうとしたら、左上の今日の紙面欄に長田弘さんの訃報があった。去年亡くなった吉野弘さんに続いて巨星がまた一つ…不死身の人間などいやしないのだけど寂しくなってしまった(。-_-。)

『散歩』<長田弘>
ただ歩く。手に何ももたない。急がない。気に入った曲がり角がきたら、すっと曲がる。曲がり角を曲がると、道の先の風景がくるりと変わる。くねくねとつづいてゆく細い道もあれば、おもいがけない下り坂で膝がわらいだすこともある。広い道に出ると、空が遠くからゆっくりとこちらにひろがってくる。どの道も、一つ一つの道が、それぞれにちがう。
街にかくされた、みえないあみだ籤の折り目をするするとひろげてゆくように、曲がり角をいくつも曲がって、どこかへゆくためにでなく、歩くことをたのしむために街を歩く。とても簡単なことだ。とても簡単なようなのだが、そうだろうか。どこかへ何かをしにゆくことはできても、歩くことをたのしむために歩くこと。それがなかなかにできない。この世でいちばん難しいのは、いちばん簡単なこと。
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