顔がヒリヒリする? [なんか良いことないかな~]

25日6時に前橋を出て高速利用し長野ICを降りる。目的は中日庭儀大法要(天台宗)を観ること。回向柱の両脇に赤い傘が進んでいく例のやつだ。渋滞を予想して善光寺周辺の駐車場を諦め、旧サンマリーンながの駐車場に車を停めライドアンドパークを選択。朝7時50分に到着し受付で400円支払う。善光寺門前までの往復チケットプラス駐車料金なのでタダみたいなものだろう(^^) 8時の始発で10分程度で信越放送前下車。そこから善光寺参道へと徒歩。参道に入る前で婦警さんが街宣車みたいな上に乗っかって「今、現在11人のスリ被害が発生しています。リュックは前に背負ってください!また被害者の多くは65歳以上の高齢者に集中。バッグ等開けっ放しにせぬよう注意ください!」とスピーカーで注意を促してた。早い人は朝5時20分頃から朝事に参加されてる方も多いのだろうからな。スリも刈り入れどきってわけだ。まさに罰当たりで地獄に落ちろって輩なのだろうが彼らも生きるためには必死だよね( ^ω^ )
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落語には地噺という分野があって善光寺を題材に「お血脈」(善光寺骨寄せ)というのがある。落語の内容をさらっておくと、善光寺開祖の本田善光が難波ヶ池のほとりを歩いていると池の中から身の丈一寸八分の阿弥陀如来尊像が「ヨチミチ、ヨチミチ!ヨハチンチュウヘマカリコチタイ」と云うので、この像を信州まで運んだ事が善光寺の縁起となっている。その善光寺でお血脈の御印を額にいただくと、どんな人間も極楽に行けるというので大賑わい。地獄は寂れるいっぽう、困った閻魔大王は地獄の亡者を招集しお血脈の御印を盗み出し、再び地獄に栄華を取り戻そうと選び出されたのが石川五右衛門。首尾よく御印を盗み出すことに成功するのだが「まんまと宝蔵へ忍び入り、奪い取ったるお血脈の御印。これさえありゃあ大願成就。ありがてえ、かたじけねえ」と額におしいただいたのが悪かった。五右衛門そのまま極楽へ行っちゃった!m(_ _)m
この御印、御印文(ごいんもん)と呼ばれるものだそうだがオイラは見たことはない。

9時過ぎに山門をくぐると正面に回向柱。その両サイドには何時から座っておられるのか中日庭儀大法要(天台宗)を良い場所で観ようと陣取られていて、入るこむ余地など皆無。山門上部、両サイド、本堂全てにカメラクルーがスタンバイを済ませている。「この時間じゃ無理があったか」と特等席の観覧は諦め、回向柱に手を触れて如来様と結縁を結ばさせていただいた。そのまま内陣を参拝。前立本尊に手を合わせ、戒壇めぐりも60分待ちで済ませる。真っ暗闇を壁沿いに歩きドアの把手みたいなモノを握りしめる。これまた極楽へ行けるツールの一つ。お数珠頂戴と同様に五右衛門が盗み出そうとした御印文頂戴もご開帳の期間は受け付けられている。スリ集団も御印文頂戴を事前に済ませ極楽行きを約束されてのスリ三昧なのかしらね( ^ω^ )
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10時30分過ぎに戒壇めぐりを終え本堂前に出ようと試みたが、流石に大法要真っ盛り。凄い人の数だ(>_<) どこかで全体像見れやしないかとウロウロしたが立ち入れる隙など何処にも無く。檀家さんなのか国会議員さんらしき顔を目撃。名前は忘れたが昔TVでよく見かけた顔だ。皆が一枚でも写真を撮りたいのだろう、ぎゅうぎゅう詰めの中で「こりゃスリが居てもわからんわ」と雰囲気だけ味わい昼飯に移動。大丸?天ざるさらしなそば1,400円。確かに美味しいけど観光地料金でしょう(^^)

参道を下り中央通りに来ると今朝、渋温泉で積み込んだ温泉による足湯の出前やってた。靴脱いで30分、足がふやけるまで休憩してた(^_^) すっかり疲れも吹き飛んだような!15時に駐車場に戻り一気に前橋まで駆け戻った。

翌日はゴルフ!いつもかぶってる帽子を忘れたのが運の尽き。いつも飲むランチビールも飲まずにプレーしてたのに売店のお姉さんに「今日は随分お酒召し上がりました?」と聞かれ「ぅん?」ハタと気がついた。「日焼けだ!」おかげで休み明けに皆の反応の違う事、まあ仕方ねえな( ^ω^ )

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